夕暮れのトンネルビュー
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直前まで自分もすっかり忘れていたのだが、
昔の写真をスキャン中、ちょうど1年前のトンネルビューの写真があり、
そういえば春分の日と秋分の日の夕暮れのトンネルビューはすばらしいという情報があったと思い出し、
ちょっと世の中の情勢が不安だったけれど急きょ週末のヨセミテ行きを決めた。
木曜の夜だったが、ネットで空き情報を調べたらハウスキーピングキャンプが空いていたので即確保。
ラッキー。
Mikikoから情報が伝わったKenが、自分も行きたいと言い出したが、
昼まで出発できないと言うので、とりあえず現地で落ち合うことにして我々は先に出発。
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今回は道中とても異様な風景を目にした。
あれだけの凄い数あるアルタモンテの風車がどれ一つとして動いていないのだ。
ぱっと見ただけで何千と見えるあの風車のすべてが止まっていた。
無風状態ということなのか?
あちこちに見える星条旗のせいもあって、
風車さえもが先の同時多発テロを悲しんでいるように感じた。
テロ発生以来、アメリカではあちこちに星条旗がすごいのだが、
ヨセミテへの道中でもいろいろな場所に星条旗を見た。
7割以上の車は車体のどこかに星条旗をつけているし、
道路のオーバーパスにはことごとく星条旗が掲げられている。
道路脇の高台の地面に直接描かれたものまである。
オークデールの町は特にすごかった。
街道沿いに5m間隔くらいで旗が立てられていた。
すごくアメリカを感じた。
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順調に3時間半でヨセミテ着。
すぐにハウスキーピングキャンプへ行きチェックインを済ませ、
部屋のセッティングを終えるが、
今日はハイキングなどには出かけない。
ここでやろうと予定していたことがあった。
ショウを補助輪なしの自転車に乗れるように訓練することだ。
6歳で自転車に乗れないというのは、
世間ではともかく家庭的に情けないことなのだが、
なかなかアメリカでは子供が普段自転車に乗る機会がなく練習もままならないので、
ここで特訓することにしたのだ。
そのために子供らの自転車も持参した。
キャンプエリアの通路を使って練習し、
なんとか瞬間的にバランスをとれるようにはなった。
が、それで根尽きて今日の練習はおしまい。
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転びまくって体が汚れたので、
そのままキャンプサイト脇のマーセッド川へ行き水浴びして汚れを落とす(笑)。
川の水は先月より増えている気もするが多くはない。歩いて対岸へ渡れてしまう。
水は結構冷たいが、先々週のタホよりは暖かいのではないだろうか。
Kenからは1時頃電話があり、ヨセミテへ向かっているというので、
とりあえず日没近くまでそこで時間をつぶし、
日没2時間前の5時くらいにトンネルビューへ出発する。
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トンネルビューの駐車場は人が大勢いるので、
真剣に写真を撮りたい時はいつもインスピレーションポイントの方へ少し上った場所へ行くのだが、
今回はさらにハーフマイルくらい行った所にいい場所を見つけ、
そこで夕暮れを待つことにした。
6時前に携帯電話のおかげで無事Kenとも合流でき、
その後は日が暮れるのを待つのだが、
どうも期待が大きすぎて実際の日没の景色は思ったよりたいしたことがなかった。
これならグレーシャーポイントまで行って、
赤く染まるハーフドームを近くから撮った方が良かったなあなんて思った。
20分くらいかけて駐車場まで降りて、ふと西の空を見ると見事なピンクの夕焼け雲。
うーん、あっちの方がよっぽど撮り甲斐があったなぁ…。
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Kenが合流したので彼にベッドを一台譲り、
室内に子供用室内テントを立ててショウ・マサはそこ、
パテオに普通のテントを立てて残りの3人はそこ、
二段ベッドは荷物置き場という使い方。
すっかり暗くなってしまったが、それから料理して晩飯を済ませ就寝。
みんな早くに寝てしまったので、
夜半に1人でショウの自転車でバレー内をふらつこうと出発するが、
16インチ車ではあまりに小さすぎて途中で挫折。素直に寝る。
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翌日曜日、片づけを済ませた9時半頃、
Kenはトラバーチン温泉へ行くといって先に出発、
我々も後を追うつもりだったが、
ショウが自発的に自転車の練習をしたいと言い出したのでつき合うことにした。
一晩寝たらなぜかかなり上達していて、進み出したらコントロールできるようになった。
周回道路を一周できるようにはなったがスタート・ストップはまだできない。
チェックアウトの11時なったので今日の練習はここでおしまい。
(その後の成長を知りたい方はこちら(→)が続き)
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Kenの後を追いかけてタイオガロード方面へ進む。
20回くらい電話を試みるがずっと圏外で通じず、
電話がつながらないと合流は難しいので、峠越えはやめて、
トレイルを歩くことにした。
ちょうどタイオガロードを来ているし、
これは行きたい場所リスト先頭にあるインディアンロックに行くチャンスだ。
ポーキュパインクリークの道路脇駐車スペースに車を停め、
とりあえず腹ごしらえ。昨夜の余り物やおにぎりを食べ、
1時にトレイルを下る。そう、ノースドーム頂上やヨセミテフォール頂上へ続くこのトレイルは、
タイオガロードからヨセミテバレー方面へ下っていくトレイルなのだ。
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帰りはこれを上ることになるなぁと心配しながらも、
あっという間に0.7マイル下る。ノースドームまでは後4マイルあるので、
今回はそこまで行くつもりはない。
あと2マイルくらい先にあるはずのインディアンロックが目標だ。
ヨセミテに唯一らしい大きなアーチロックがそのインディアンロックとのこと。
自転車訓練のせいか、
ほとんど平らなのにみんななんか疲れていて足取りが軽やかではない(笑)。
ヨセミテフォール方面への分岐を過ぎてからは徐々に上りになり、
だんだん斜度がきつくなる。
森から抜けると展望が開け、丘のてっぺんに大きな岩が現れた。
インディアンロックだ。が、そこまでの残り0.3マイルは結構な上りで心底堪えた。
なんとか到着。所要2時間。
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インディアンロックは期待以上の岩だった。
アーチの上に上ることも出来るのだが、
結構な高さなので怖い人は恐怖らしい。僕は平気だが。
また、正面にハーフドームがそびえていて、
アーチの隙間から岩をフレームにしてドームを見ることが出来る。
これがなかなか面白い構図になる。
岩の周囲をあちこちうろついて何枚も写真撮影。
そこにいる間にそこに来た人たちはほんの7,8人という穴場スポットだ。
そのうちにノースドームに行くことがあったらまた行きたい場所だ。
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帰り道は最後の0.7マイルが駐車場までの上りで、
疲れた体に激しく堪えた。
子供らはやけくそになってきてお互いに、
「まあが行きたいって言ったからだ」
「しょうが行きたいって言ったからだ」と言い合ってケンカしている。
自分はそれをなだめる余裕もなく歩くのが精一杯。
5時過ぎにようやく車到着。
腹ペコだったので、お湯を沸かしてカップラーメン他を食べる。
結局これが晩飯となってしまったのだが。
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6時にポーキュパインを出発、
帰り道は素直に一番速いCA120を選択。
ヨセミテレイクスの高いGSでちょっと飲み物を調達し、
後はひたすら先へ進む。
時間が遅かったので渋滞はなかろうとタカをくくっていたのだが、
I-5号からI-205号に入ってトレーシーの町に差し掛かったあたりで突然流れがストップ。
いつも以上に混んでいるのだが、
ちょうどトモがおっぱいタイムで泣き出したので、
高速を降りて脇のターゲット駐車場で授乳する。
その時Kenから着信があった。
彼は1時間前くらいを走っていたらしくて、
もう家に着いたけど途中がすごい渋滞だったとのこと。
その時よりもさらに渋滞が延びているようで、
アルタモンテの峠の辺までびっしりと赤いテールランプの筋が見える。
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戻って渋滞に突っ込むようなバカなまねはせず、
行き先もよくわからないけど適当な道を方角だけを頼りにカンで走ってみる。
いちかばちかの賭けだったのだが、
これがうまくいって途中から知ってる道に入り、
渋滞のほとんどの部分をパスしてアルタモンテのフライングロードでI-580に戻った。
後は難なく進み11時ちょっと前に帰宅。割と疲れた。
そうそう、ポーキュパイン(porcupine)って今までずっとsugarpineとかconepineとかといっしょで松の種類だと思ってた。
はじめて辞書で調べて、自分の間抜けさに気が付いた…。
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